デイ・サービスセンターでの1日
さて、今日は月曜日、お母さんのデイケアが行われる日です。
午前中の早い時間に福祉施設から送迎バスがやってきました。
バスを降りたお母さんを出迎えてくれたのは、デイサービスセンターの職員たちです。
職員には、社会福祉主事(または社会福祉士)、介護福祉士、老人ホームヘルパー、管理栄養士、栄養士、作業療法士、ボランティアなどがいます。
これはショートステイを行う老人福祉施設や有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・老人保健施設などでもほぼ同じです。
ただし後者の場合は、各施設によって看護婦(士)、准看護婦(士)、医師、言語療法士、理学療法士などが追加されます。
とくに看護行為を行うため、医療と福祉の中間的施設とも呼ばれる老人保健施設では、これら有資格者の配置が法的に義務づけられています。
車椅子に乗ってロビーに連れていかれたお母さんは、ほかのお年寄りたちと一緒に、まずはお茶を飲んで一服です。
麻痔のあるお母さんのために、ボランティアの人がお茶を飲む手伝いをしてくれます。
うまくは話せないお母さんですが、たくさんの友達に囲まれて楽しそうに見えます。
一服したら、お風呂の時間です。
介護福祉士やホームヘルパーたちがお年寄りを一人ひとりお風呂に誘導し、入浴を介助します。
お母さんは麻痔があるので、ベッドバスという寝たまま入浴できるお風呂を利用します。
お風呂から上がり、サッパリしたところで昼食の時間です。
食事は、お年寄りが食べやすいよう栄養士によって工夫された柔らかいものや細かく刻まれたものを中心に栄養価の高いメニューです。
体の不自由なお年寄りには、ボランティアやヘルパー・介護福祉士が付き添って介助します。
自宅でひとりっきりの食事よりも、大勢で食べる食事のほうがお母さんにとってもおいしいのではないでしょうか。
昼食後には、いろいろなレクリエーションが待っています。
映画を観たり、ゲームをしたり、カラオケ大会をするなど、お年寄りに楽しみながらよい刺激を受けてもらえるように、職員は行事の企画に工夫をこらしています。
お母さんのように体に機能障害がある場合には、工芸をしたり、玩具の操作を通して機能の回復をはかる作業療法が行われる場合もあります。
この指導と援助を行うのは作業療法士です。
ところで、こうした施設には、ケア・ワーカー(寮母)や生活指導員として、社会福祉主事や介護福祉士、社会福祉士が配属されている場合があります。
ケア・ワーカーの仕事は、利用者の日常生活の介護のほか、食事・排泄・入浴・体位交換などのケア・プランの作成などがあります。
また生活指導員の仕事は、利用者のための各種手続きや生活プログラムの作成と利用者や家族への生活相談などです。
いずれも現在は特に資格の必要はなしとされていますが、資格をもっているほうがよりが適任とされてきています。
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