保健婦(士)の果たす役割
地域住民の健康を管理する
保健婦(士)は、地域社会の住民の健康維持と向上のため保健活動を行うことを職業としている。
地域の人々が自らの健康を管理し、健康上の問題を解決できるように援助し、地域の医療機関や行政と力を合わせて指導を行うことで、効果的な保健活動を行うことが期待されているのだ。
地域の医師会などと連携をとりながら乳幼児の検診や成人病検診など各種の健康診断を行ったり、自宅療養者や妊産婦・未熟児のいる家庭を把握して、個別訪問による看護や療養生活における指導をしたりするのが、保健婦(士)の日常的な業務だ。
最近では厚生労働省が全力をあげて取り組む在宅ケア・システムを推進するうえでの中心的存在として、福祉施設や地域の開業医・福祉協議会などと連携をとるような役割も期待されている。
さらに、保健婦(士)自身が個別に家庭を訪れ、お年寄りや自宅療養者の健康指導・相談を実施する実践例も見られはじめている。
具体的には、保健所に登録された寝たきりの老人がいる家庭を数週間に1度決まった割合で訪問し、健康診断や病状の観察を行い、介護相談などを受ける方法がとられる。
そのうえで必要があれば、保健所に登録されている開業医やかかりっけの医師に連絡をとって往診を依頼したり、各市町村の福祉サービスを紹介するなど、在宅ケアがスムーズに行えるよう、さまざまな管理・指導を行う。
そのほか市町村役場に勤務して、衛生課や民生課において地域住民の健康維持を管理したり、学校の養護教諭や事業所における社員の健康診断を通して健康管理にあたっているケースなどがある。
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