准看護婦(士)の果たす役割
看護婦(士)とほぼ同じ業務内容
現在、准看護婦(士)免許の所有者のうち、免許を生かして実際に働いている就業者数は354,501人(92年調査)であり、看護婦(士)を含めた看護職員総数のうち約45%を占めている。
つまり、私たちが日ごろ病医院などで「看護婦さん」として親しんでいる看護職員の半数近くは、正確には准看護婦(士)という資格をもつ人たちなのである。
このように、一見しただけでは差がわかりにくい看護婦(士)と准看護婦(士)の違いは、どこにあるのだろうか?
まず第一の違いは、看護婦(士)が厚生大臣の許可により免許を交付されるのに対し、准看護婦(士)は、都道府県知事の行う資格試験によって認定され、免許が交付される。
第二の違いはその業務規定にある。
看護婦(士)が、傷病者と辱婦の療養上の世話および診療の補助を医師や歯科医師の指示によって行うのに対し、准看護婦(士)は、同様の業務をさらに看護婦(士)の指示によっても行う。
第三の違いは業務内容にある。
看護婦(士)に認められている看護的診断や看護的判断は、准看護婦(士)には一切認められてはいないのだ。
このため准看護婦(士)を養成する養成所は、看護婦(士)養成所と比較して、履修するカリキュラム内容がかなり簡便化されている。
修業年数は2年間とされ、資格試験の内容も基礎知識と技術的な知識を判断するものとなっている。
本来の養成目的から分けるとすれば、准看護婦(士)とは、看護行為のなかの技術的な側面だけを担う即戦力として養成されている職種といえるだろう。
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