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助産婦の働く職場
ほとんどが病院に勤務
以前は俗に「産婆」ともいわれ、開業する者が多かった助産婦であるが、近年は医療施設内でのお産が増えた結果、病院・診療所に勤務する助産婦が増えている。
同時に、助産所は年々減少し、92年現在では助産所の開設者・従事者は全体の6.5%にとどまっている。
病院・診療所勤務以外の助産婦のなかには、保健所などで妊産婦や乳幼児の保健指導にあたることもあるが、全体からみた数はごくわずかにすぎない。
自然分娩を見直す動きも
家庭でのお産が少なくなり、開業助産婦が減る傾向は変わらないが、分娩誘発剤などを使用して行う「ベルトコンベア一式」かつ人工的な病院出産に対し、疑問を投げかける声が出はじめていることも事実である。
自然な陣痛により、普段の生活環境のなかで自然に行う分娩を志向する動きが生まれている。
そうした家庭出産をサポートするような役割を助産婦が果たすことができれば、今後、開業助産婦や開業助産所の役割が見直されてくる可能性もあるだろう。
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助産婦の資格をとろう
助産婦は国家資格である。
国家試験の受験資格は次の通り。
看護婦国家試験に合格した者で、次のいずれかに該当するもの。
(1)文部大臣の指定した学校において6ヶ月間以上助産に関する学科を修めた者、
(2)厚生大臣の指定した助産婦養成所を卒業した者、
(3)外国の助産婦学校を卒業または外国において助産婦免許を得た者であって、厚生大臣が(1)(2)に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者。
★試験日程
詳細は官報により公告。
試験は毎年3月初旬に実施。
★合格率
平均90%以上
★問い合わせ先
厚生労働省健康政策局医事課試験免許室国家試験係
〒100−45東京都千代田区霞が関1−2−2 TEL 03-3503-1711
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助産婦の果たす役割
新しい生命の誕生を支える
助産婦とは、厚生大臣の免許を受けて、助産や、妊婦・裾婦および新生児の保健指導を行う女性のことである。
助産とは、分娩の介助を行うことで、妊婦に出産の兆候があらわれてから、後産が終了して完全に分娩が終わるまでの間、分娩の世話をすることが第1の業務とされている。
具体的な仕事の内容としては、
妊婦に対する健康相談から、分娩が正常に行われるように観察と指導を行う助産、
新生児の観察、さい帯(へその緒)の切断と傷口の処置、沐浴などの処置、
産後間もない女性や新生児に対しての医学的な観察や、授乳教育などの保健指導を行うこと − などがある。
現在では産婦人科のある病院内において、医師の補佐としての役割が大きくなってはいるが、母胎の状態が刻々と変化する分娩というダイナミックな状況のなかで、冷静に行動し的確な判断を下す能力が要求され、知識と技術だけでなく豊かな経験を必要とされる仕事である。
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