診療録管理士の果たす役割
診療録とはカルテのこと。
診療録管理士とは、患者の病歴を記録する重要な情報源であるカルテの保存と、多面的な利用をはかるために管理を行う司書のことである。
カルテの保存期間は、一般の病医院では5年間と定められている。
医師は、患者を診察した結果をカルテにすべて詳しく記載する。
カルテは患者の病歴のデータとして保管され、次に診療を受ける際の重要なデータとなる。
大病院などの多数の診療科をもつ病院では、カルテの量も膨大になり、管理も複雑化する。
この管理を一手に引き受けるのが診療録管理士の仕事だ。
診療録管理士には特別な資格はない。
日本では、87年にこの診療録管理士を養成する専門学校が発足した。
現在診療録管理士として活躍しているのは、(社)日本病院会が2年制の通信教育により養成を行い、認定している者が大半である。
現在は、患者のカルテは各病医院がそれぞれに管理・保管するシステムとなっているが、最近、カルテの保管は患者本人に任せるべきだという意見が出はじめた。
受診のたびに患者本人がカルテを持ち込むことになれば、病医院内での取り扱いは、さらに複雑化するだろう。
専門の管理者への期待が高まっている。
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