はり師・きゅう師の就職状況
施術所への就職が多い
以前は、資格取得後すぐに独立開業するケースが多かったはり師・きゅう師だが、最近では東洋医学に対する評価の高まりにつれて状況が変化している。
鍼灸の腕を磨くためには経験者の下で指導を受けながら現場経験を積むことが必要といわれ、施術所で一定の期間技術の習得に努める者が多く、資格取得者の半数が施術所に就職していく。
また、慢性疾患や身体障害者への治療を目的に、鍼灸師を受け入れる病院も見られはじめている。
そのほか老人ホームなどの福祉施設で職員として働いている鍼灸師もわずかだが存在する。
今後は、福祉領域への進出がさらに目立っていくだろう。
福祉領域へも進出の見通し
以前は、医学界からの評価が不当に低かった東洋医学であるが、近年西洋医学が行き詰まりの気配を見せはじめるととともに、その臨床効果が再認識されはじめた。
薬物治療や外科的治療だけではどうしても完治させることができない老化に伴う腰痛・関節痛や事故後遺症などに、鍼灸はじめ東洋医学が大きな効果をもたらしているからである。
プロスポーツ選手の大半が、最新のスポーツ医学とともに東洋医学治療を日常的に利用しているのは有名な話だ。
今後はリハビリの分野などと連携をとりながら、はり師・きゅう師は福祉の領域でも着実に需要を伸ばしていくだろう。
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